今回はマザーズにおいて、ワクチン相場の中で共連れで売られていた銘柄の内、ここ最近株価が持ち直しを見せている銘柄の中から1銘柄紹介します。
プロパティデータバンク (4389)
- 株価:2094円(11/30 10:49時点)
- 時価総額:120億円
- 事業内容:不動産を活用する法人向けの、経営および業務支援ツール「@プロパティ」を提供
我々が個人でこの会社が提供するサービスのお世話になる事はないと思うのでなかなかイメージが湧きづらいのですが、会社のIR情報ページに実際この@プロパティを導入した会社のインタビュー記事が載っており「なるほどこういうメリットがあるサービスなのか」と直感的な理解を得られました。
導入前の課題
管理受託業務をExcel ベースで行っていたため非効率だった
既存システムが老朽化・陳腐化していたため刷新が必要だった
アナログな業務プロセスが多く、社員のIT リテラシーも高くはない
導入後の効果
データ一元化・ペーパーレス化により社内業務が効率化
マンスリーレポート作成作業が4 日から半日にまで短縮
社員のIT スキルが大きく向上し、DX のきっかけづくりにも寄与
http://www.propertydbk.com/case/tenporyutsuu.html
業界は全く違いますが私が以前働いていた職場でも、社員のエクセルスキルでなんとかゴリ押しで作っていた資料やデータがあったり、業務の肝心なところは紙で管理していたりといくつか思い当たる節があったので、そういったニーズに訴求しているサービスなのかなと思います。
今後、野村総研と共同で不動産DXの推進に向けたサービスを提供する事も発表しており、更にサービスの拡大が期待できそうです。
売上、営業利益共に順調に推移しており直近の決算を見てもわかる通り足元の業績好調ですが、こちらも材料出尽くし感があり決算発表以降は大幅に売られていました。
テクニカル的に見てみると
中長期の目線で見た時、200日移動平均線(水色)の上に75日移動平均線(青色)があり、上昇トレンドが継続しています。
短期目線では10月中旬以降下落が続いていましたが、ここにきて株価が25日移動平均線(赤色)を超えてきています。
注目なのはここから更に75日移動平均線(青色)を超えてくるかどうかと言う事。価格帯別出来高を見ても2200円を抜けてくれば短期的なトレンドも反転したと判断できそうです。
相場全体の資金の流れがマザーズから東証へと向かっている中で、上値として意識されるであろうこれらの目安を突破してくるような買い(出来高と株価の上昇)が入るのであれば、まだまだ中長期の上昇トレンド継続といえるでしょう。
まとめ
プロパティデータバンクは
- 不動産業界での業務効率化、ペーパーレス化などを推し進めるサービスを展開している
- 足元の業績は好調だが相場の流れで売られている
- 今後2100~2200円くらいで上値の重い展開が予想されるが、そこを突破してくるようであればチャンス
日々要注目の銘柄です。
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